光回線

【2021年版】光コラボとは。フレッツ光との違いやメリット・デメリット解説

2021年3月12日

ネット回線について調べている際、光コラボというキーワードをよく見かけることはありませんか?



この記事では、【光コラボ】というものについて

具体的にどんなものなのか、メリットやデメリットは?
フレッツ光との違いって何?

という部分を解説していきます。

 

この記事で光コラボの内容について理解していただければ、今後の回線選びにも役立つのでぜひ参考にしてください。

 

こんな方におすすめ

  • 光コラボとは何なのか知りたい方
  • フレッツ光と光コラボの違いを知りたい方
  • 光コラボのメリット・デメリットを知りたい方

 

 

光コラボとは?

 

光コラボとは、回線事業者であるNTT西日本・東日本が提供している【フレッツ光】という回線を、プロバイダーや携帯キャリアなどの各事業者に卸販売し、その各事業者がユーザーに対して光回線を提供できるサービスのこと。

 

 

言葉だけではわかりにくいと思いますので、イラストを参考に解説します。

ポイント

 

このイラストのように従来のフレッツ光ではNTTとプロバイダーのそれぞれで契約の申請をしなければいけませんでした。

 

しかし、2015年2月からNTTが独自の回線(フレッツ光回線)を

プロバイダーや携帯キャリアなどの各事業者に卸販売を始めたことにより、

ユーザーは1つの窓口からの申請でインターネットを利用できるようになりました。

 

この、NTTが卸販売したフレッツ光回線と提携している事業者の光回線サービスを【光コラボ】と呼びます。

 

NTTの光回線は全国に普及していて、その知名度の高さと圧倒的なシェア率を誇っていたことから
以前までは「光回線と言えばフレッツ光」という認識が広まっていました。

しかし今では他の独自回線や光コラボなどが誕生したことにより、
それぞれの違いや認識の差で、初心者の方にはわかりずらくなってしまっているのが現状です。

 

  

   

フレッツ光と光コラボの違い

 

~フレッツ光と光コラボの比較表~

 フレッツ光光コラボ
回線速度最大1Gbps
提供エリア全国
月額料金戸建て5,940円(税込み)
(プロバイダ料金が別途必要)
およそ5,500円~
(プロバイダ料金込み)
マンション3,355円(税込み)
(プロバイダ料金が別途必要)
およそ3,000円~
(プロバイダ料金込み)
スマホセット割なしあり

 

フレッツ光の月額料金は
・戸建て・・フレッツ 光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ
・マンション・・フレッツ 光ネクスト マンション・ギガラインタイプ(プラン2)を掲載しています。

 

 

比較表を見てもらうとわかる通り、フレッツ光よりも光コラボの方が

月額料金も安くスマホセット割もついてくるケースがほとんどです。

 

 

また、光コラボというのはフレッツ光と同じ回線を使用するため

通信速度や提供エリアなどに差はなく、フレッツ光の良い点だけを吸収している形になります。

 

   

その他にも、フレッツ光では工事費用などが発生しますが

光コラボの場合は、提携しているプロバイダーごとのキャンペーンなどにより

工事費が実質無料になったり、お得なキャンペーンを受けることができるのも大きな魅力のひとつになります。

 

 

 

光コラボを選ぶメリット

 

ここまでの説明ではフレッツ光と光コラボの違いについて解説してきましたが、

ここからは実際に光コラボを選ぶメリットを紹介していきます。

 

 

フレッツ光よりも料金が安い

 

フレッツ光と光コラボの料金を比べると、月額料金は光コラボの方が安い場合がほとんどです。

 

それは何故かというと、光コラボにはさまざまなプロバイダーや携帯キャリアなどが参入していますが、

それにより、光コラボを提供している事業者同士の価格競争の影響で安くなっているのです。

 

光コラボを検討している方は、その事業者の月額料金が他の事業者と比べてどの程度なのか、しっかり把握しておくと良いでしょう。

 

 

 

コラボ事業者独自の特典やサービスを受けられる

 

光コラボを申し込む際、事業者ごとにそれぞれ独自のキャンペーンを行っているケースが多いです。

キャッシュバック特典や月額料金割引、工事費無料など

申し込む窓口によって内容はさまざまですが、ここを意識することによりかなりお得にインターネットの利用を開始できるので、

新規契約や事業者変更の際は絶対におさえておきたい大きなポイントです。

 

 

 

窓口がひとつになっていてわかりやすい

 

フレッツ光では、回線とプロバイダーそれぞれ別の窓口で契約~解約までしなければいけないのに対して、

光コラボでは、事業者が回線とセットでユーザーにサービスを提供しているので、

窓口ひとつで対応してくれます。

 

これはユーザーにとっては大きなメリットで、

NTTに問い合わせればいいの?

それともプロバイダーに問い合わせないといけないの?

 

などといった混乱もなくなり、シンプルかつわかりやすいサービスというのを実現しました。

 

請求元についても、従来は2ヶ所から来ていた請求が、光コラボにすることで1社にまとまるので

ユーザーにとっての手間というのも少なくなります。

 

 

 

光コラボへの転用で違約金や工事費が発生しない

 

転用・事業者変更とは

それぞれ意味合いが変わりますのでご注意ください。

転用・・・フレッツ光から光コラボへ乗り換えること。

事業者変更・・・現在光コラボで契約している事業者(プロバイダーなど)から別の事業者へ変更すること。

 

光コラボへの転用では、違約金が免除されます。

また、工事費残債に関しては光コラボへの引継ぎになります。

 

そのためリスクがほとんどなく光コラボへの転用ができるので、フレッツ光を契約している方は光コラボへの転用をおすすめします。

(発生する金額は、転用先での事務手数料3,000円のみになります。)

 

 

転用や事業者変更なら基本的に工事は必要ない

 

転用の場合、フレッツ光で利用していた光回線をそのまま光コラボでも使用することになるので、

基本的に工事は必要ありません。

そのため早ければ、お申込みから10日ほどで光コラボの開通をすることができます。

 

事業者変更に関しては、前までは手続きがかなり面倒でした

従来の事業者変更

・光コラボ解約
  ⇩
・回線撤去工事
  ⇩
・乗り換え先光コラボ申請
  ⇩
・回線工事
  ⇩
・開通


このような手順が必要だったのです。

 

しかし2019年7月からは、もっと簡単でシンプルに事業者変更をすることができるようになりました。

 具体的には
(1)現在利用中の光コラボ事業者に「事業者変更承諾番号」を発行してもらう
(2)乗り換えたい光コラボ事業者に申し込みをする

 

たったこれだけで事業者変更ができるようになりました。

そのため、事業者変更の場合でも工事が必要ないので、ユーザーからしたらメリットになるかと思います。

 

 

 

スマホ割を受けられる

 

大手キャリアの携帯(ドコモ・au・Softbank)を利用している方は、光コラボとスマートホンをセットで利用することで

光回線の月額料金またはスマホの月額料金を安くすることができます。

 

よく聞く【スマホ割】やauだと【auスマートバリュー】などがこれにあたります。

 

相場としては、契約しているスマホのプランにもよりますが、対象のスマホ1台につき500円~1,000円前後の料金が毎月割引され、

かつ他の家族の端末分も対象にできるケースもあります。

 

例えば

スマホ割を複数の端末に適応してもらえる場合、家族含め5台持っていたら

1,000円割引(プランによる)になるスマホ×5台=5,000円

毎月5,000円割引

  

このような形になるので、スマホ割を適応するだけで

毎月かなりお得な料金にすることができます。

 

また、それ以外にもプロバイダーによっては自社が提供する格安SIMとのセット割を提供している場合もあるので

光コラボを申し込む際は、自分の持っている携帯に合わせた回線を選ぶことをおすすめします。

 

 

光コラボのデメリット

 

ここまでは光コラボのメリットを紹介してきましたが

実際には、メリットだけじゃなくデメリットも存在します。

光コラボにすることでどんなデメリットがあるのか見ていきましょう。

 

 

回線速度が遅くなる可能性がある

これはどの回線にも共通して言えることなのですが、

回線を乗り換えることによって、回線スピードが落ちてしまう場合があります。

 

というのも、光コラボはフレッツ光の回線を使っているので、回線自体の品質やスペックなどに差はないのですが

インターネットを利用する地域や、周りの環境だったりプロバイダーの設備等で速度が低下してしまうケースはあります。

 

また、特定のプロバイダーなどで一気に利用者が急増したりすると

プロバイダーの対応や設備的な問題で、今までよりも遅くなってしまう場合があります。

 

 

 

フレッツ光ポイントがなくなる

フレッツ光から光コラボへの転用をする際、それまで貯まっていたポイントがなくなってしまいます。

なのでフレッツ光でのポイントがたまっている方は、転用前に使い切ってしまうことがおすすめです。

 

ちなみに、所有ポイントはこちらから確認できます。

NTT西日本・・CLUB NTT-West

NTT東日本・・フレッツ光メンバーズクラブ

 

 

 

勧誘電話や営業訪問がしつこい

光コラボでは勧誘電話や営業訪問がしつこいという話をよく聞きます。

 

実際にこれらの勧誘や営業は、光コラボ事業者ではなく

販売代理店などが行っています。

 

過去には悪質なものもあり、総務省から注意喚起がされたほどになります。

 

営業や勧誘電話では

今より安くなりますよ

キャッシュバックは今しかもらえないよ

 

などといった言い回しで契約を結ぼうとしてきます。

 

実際に嘘を言っているわけではないですが、特典を受け取るためにはオプションを付けないといけなかったりする場合が多いのに

デメリットになるような部分は説明せずに持ち掛けてくるので

自分が損をしないためにも、まず自分自身の契約内容などをしっかり把握しておきましょう。

 

 

 

まとめ

今回はフレッツ光・光コラボについてまとめました。

最近では光コラボに限らずさまざまな回線サービスが提供されているため、

結構このあたりの認識がいまいちだという方は意外と多いんじゃないかなと思って

記事をまとめさせていただきました。

 

実際にこれだけいろいろなサービスがあると、ユーザーにとっては選択肢が増える代わりに

複雑でややこしくなってしまうので、損をしないためにも

少しでも皆さんの参考になればと思います。

 

  

こちらの記事では2021年最新版の、

回線マニアな筆者がおすすめする光回線を紹介していますので、回線の乗り換えを検討している方は是非ご覧ください。

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